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道新幹線

安全調査に4億円

本年度 青函トンネルで実施

北海道新聞2004年4月2日朝刊


国土交通省は一日、整備新幹線の新規着工に向けた調査などを行なう二〇〇四年度の
「整備新幹線建設推進高度化等事業費」三十五億円の内訳を発表した。
青函トンネルでの貨物列車の安全確保を図る調査には前年度比三億円増の四億円を計上した。
与党が〇五年度着工方針を掲げる北海道新幹線・新青森-新函館間では、青函トンネルを貨物列車と新幹線が利用するが、
すれ違う際の風圧で貨物列車が脱線しないよう安全策が必要。
これまでの室内実験で安全策のメドが立ち、本年度は実際の貨物列車に風圧をはじめとする測定器を取り付け、
トンネル内などで実地試験を行なう。
高度化等事業費はこのほか、新幹線と在来線の直通運転を可能とするフリーゲージトレイン(軌間可変電車)の開発や
測量調査などに使われる。

着工実現へ知事再始動

フォーラムであすあいさつ

5日上京し陳情

三月末に胃がん療養から公務復帰した高橋はるみ知事が、今週末から北海道新幹線・新函館-新青森の着工実現に向けて再始動する。
三日には道内経済界でつくる北海道新幹線建設促進期成会主催のフォーラムであいさつに立ち、五、六日には公務復帰後始めて上京し、
与党議員に着工実現を訴える。
与党は北海道新幹線について二〇〇五年度着工の方針を固めたが、今後の政府・与党協議に向け、財源確保など課題も残っている。
このため、高橋知事は「正式決定まで気は許せない」として、療養中も自民党整備新幹線建設促進特別委員会の小里貞利委員長と電話で連絡を取り合った。
五、六日の上京では、道内選出の自民党衆議院議員のほか、小里委員長と与党整備新幹線建設促進プロジェクトチーム(与党PT)の
久間章生座長を訪問する方向で日程調整している。
道州制特区構想や自治体合併問題など懸案が山積する中、公務復帰後発の状況目的に新幹線を据えたことは
「知事が新幹線を最優先課題に掲げている証し」(知事周辺)だ。
北海道新幹線をめぐっては、建設費の一部を負担する青森県内の財政難などを理由に難色を示す声もあり、波乱要素も残っている。
こうした中、道幹部は「実現に向け、知事が中央にアピールし続ける事が重要だ」と強調している。




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