トップ FAQ 北海道新幹線概要 並行在来線 北海道新幹線予想 建設費・財源 新幹線VS飛行機 リンク
自民党整備新幹線建設促進特別委員会(小里貞利委員長)は二日、北海道新幹線の新青森-新函館(渡島管内大野町)など 未着工区間を二〇〇五年度始めに同時着工する同党案を正式決定した。道新幹線の同年度着工はほぼ確実となった。 新函館-札幌など今回の案に含めない区間は、一〇年代半ばまでに予想される東北・新青森、北陸・金沢車両基地、 九州鹿児島ルート・博多への延長完了後に、建設を検討することが初めて打ち出された。
|
道新幹線、来年度着工を自民決定 北陸、九州2線も 2004/06/02 16:30 自民党整備新幹線建設促進特別委員会(小里貞利委員長)は二日、北海道新幹線の新青森−新函館(渡島管内大野町)など 未着工三線を二○○五年度初めに同時着工する同党案を正式決定した。道新幹線の同年度着工はほぼ確実となった。 新函館−札幌など今回の案に含まない区間は、一○年代半ばまでに予想される東北・新青森、北陸・金沢車両基地、 九州・新八代(やつしろ)(熊本県)までの完成後、建設を検討することが初めて打ち出された。 公明党を加えた与党整備新幹線建設促進プロジェクトチーム(座長・久間章生自民党幹事長代理)は近く、この案を追認する形で与党案を取りまとめる。 両案はいずれも、財源確保や開業年度を棚上げ。 ただ、国土交通省は与党案の決定に基づき、八月の概算要求に新規着工予算を盛り込む方向だ。 財源や開業年次を含めた政府・与党の合意は、年末の予算編成時に持ち越される。 自民党案では、建設中の東北・八戸−新青森は早期完成を図るとした。 北陸新幹線は富山−石動(いするぎ)、金沢−金沢車両基地の両区間を着工するほか、福井駅と周辺は新幹線仕様で整備する。 計画が白紙状態だった福井駅の先の南越(なんえつ)(福井県武生(たけふ)市)−敦賀は工事実施計画の認可申請を行うこととした。 九州は長崎ルート・武雄(たけお)温泉(佐賀県)−諌早(いさはや)(長崎県)を着工し、長崎駅周辺の調査も開始。 鹿児島ルートの既着工区間の博多−新八代は早期完成を図る。 与党は新規着工財源として、将来見込まれる一兆円規模の建設費の一部前倒しを軸に、財務省と事前折衝している。 新青森−新函館などの新規着工区間の完成は「着工から十年以内」(小里委員長)を目指しているが、結論は今後の財源論議次第となる。 |
整備新幹線3路線、自民特別委が新規着工区間を決定 自民党は2日、整備新幹線建設促進特別委員会(小里貞利委員長)を開き、整備新幹線の北海道、北陸、九州(長崎ルート)の3路線で、新規着工区間を決めた。 北海道は新青森―新函館、北陸は富山―金沢(松任車両基地を含む)、九州は武雄温泉(佐賀県)―諌早(長崎県)の3区間で、05年度の着工をめざす。 近く公明党と協議して与党案にまとめ、05年度予算に盛り込むよう、政府に申し入れる方針だ。 この3区間の建設には、北海道5000億円、北陸3900億円、九州2700億円の計1兆1600億円がかかる見込み。 自民党は、現在建設中の区間の整備が終わる13年度以降の5年間に見込まれる建設財源約1兆円を先取りし、 これを担保にして民間などから借り入れ、05年度からの新規着工費用にあてる考えだ。 北陸は、富山以西をフル規格にする方針も決めた。福井県内への延長は盛り込まなかったが、 新幹線建設費で福井駅の高架化事業を実施するとし、将来への含みを持たせた。 また、今回着工しない北海道の新函館―札幌、北陸の金沢―南越(福井県)、九州の諌早―長崎の3区間は、 現在建設中の区間が完成する約8〜10年後をめどに見直すとし、7月の参院選を前に地元の不満に配慮を示した。 整備新幹線は、政府・与党が00年12月に未着工区間について、東北(盛岡―八戸)と九州(新八代―鹿児島中央)の完成後に、 次の着工区間を決めることを申し合わせた。 これを受けて、昨年12月、政府・与党は05年度の予算編成過程で具体的な新規着工区間を検討することで合意していた。 (06/02 19:46) |
2004年06月03日 ニューストップ > 政治 > 政党 > 記事全文 記事全文 整備新幹線: 自民党が05年度に3ルート同時着工を合意 整備新幹線計画の見直しを検討していた自民党の整備新幹線建設促進特別委員会(小里貞利委員長)は2日、未着工の新青森−新函館(北海道新幹線)、 富山−金沢車両基地(北陸同)、武雄温泉−諌早(九州同長崎ルート)の3区間を05年度に同時着工することで正式に合意した。 月内に与党整備新幹線建設促進プロジェクトチーム(久間章生座長)の会合を開き、公明党の同意を得て正式決定する。 すでに北陸新幹線の新規区間のうち、石動−金沢間はスーパー特急方式で建設中だったが、新幹線方式に変更する。 一方、長崎ルートはスーパー特急方式で建設を進める方針だ。 開業予定時期は今後詰めるが、これまでの議論では、おおむね12年後を想定している。 新規区間の事業費は総額約1兆1600億円となる見通しだが、財源については具体策を示せなかった。 このため既着工区間の今後の建設費の一部を3区間に回すことになる見通し。 また北陸新幹線の金沢車両基地から先の区間については(1)福井駅を05年から新幹線予算で整備し、1.3キロ程度の線路を建設する (2)南越−敦賀間については新たに建設の認可申請を出す−−ことを決めた。 3区間の着工については財務省が財源確保が難しいことから慎重な姿勢を示していたが、参院選の前に決着させることにした。【吉田慎一】 毎日新聞 2004年6月2日 20時40分 |