トップ FAQ 北海道新幹線概要 並行在来線 北海道新幹線予想 建設費・財源 新幹線VS飛行機 リンク
741 名前: 客観情勢 投稿日: 04/01/30 19:29 ID:Xy6aznAX 自民党の検討委員会が今月から再開され、函館〜青森、北陸、長崎の3区間の着工問題を議論していますが、情勢は大変厳しいものがあります。 結局、予算のメドがほとんど立たないため、以前、そうしないと決めた筈のJR他社の資金負担論まで持ち出す始末。 そんな話が通る訳もなく、やはり新規着工は暗礁に乗り上げたまま、といえるでしょう。 仮に着工できたとしても、せいぜい北陸くらい。 しかも北陸について、新幹線プロジェクトチームの久間氏は、福井まで着工しないと話はまとまらない、 と言い切って事実上、北陸先行着工を示唆しています。 永田町では、3区間で断トツ冷たく扱われているのが北海道。 このままでは、北陸が南越まで2005年度着工、2010年頃に長崎着工(九州の大勢の有力政治家の圧力)、 北海道は2012年の青森開業後、改めて検討、というところでしょう。 国交省内部でも北海道は絶望的だが函館までならわずかに可能性が(青函トンネル有効利用という大儀名分があるため)残ってはいるが、 札幌までは事実上不可能との見方が支配的です。 整備新幹線事業費が年間2千億円強ですから、最後に北海道に振り向けられると仮定しても、20年は先のことになります。 742 名前: 客観情勢 投稿日: 04/01/30 19:54 ID:Xy6aznAX 北海道新幹線がこんなザマになってしまった最大の理由は、自治体・道民ともに余りにも熱意が無さすぎたことに尽きます。 ただでさえ有力政治家がいないのにね。丁度折りしも、北村・青森県元知事が先日、87歳で亡くなりました。 彼はその全てを新幹線に捧げたとさえ言われています。青森までは新幹線は必須、と必死に訴え、 中央への陳情・並行在来線の調整・県民との共闘などなどそれこそ総力を挙げて取り組んできました。 北海道はどうだったでしょうか。自民党ではない横路・堀時代が長く続き、新幹線運動はお付き合い程度。 資金負担や並行在来線など難しい問題もほったらかしのまま、今日に至っています。 落選した佐藤静雄氏のみに任せっきりだった道内の自民党代議士たち。 今ごろあわてても手遅れです。 佐藤氏を操っていた亀井静香氏も北海道には愛想が尽きた、と怒っているといいます。 もう誰も北海道新幹線を支えてくれる人は中央にいません。 高橋はるみ知事も年末は必死に自民党新幹線男の小里氏に電話で懇願したり、石原大臣に会おうとしましたが、ケンもほろろだったそうです。 787 名前: 客観情勢 投稿日: 04/01/31 15:36 ID:u5LBm8G/ 考えてみるに、北海道新幹線は幾度となく着工直前で悲劇に逢っている。 古くは、1960年代に国鉄と学識経験者が列島縦貫高速鉄道計画を立て、札幌〜鹿児島のプランを打ち上げた直後、 田中角栄がゴリ押しして上越を先行させ、北海道を後回しにした。 その後、北海道は整備新幹線となり1979年3月着工が一度決まったが突然台風のようにオイルショックが日本を襲った。 一般家庭が洗剤も買えなくなる中、整備新幹線は交代した福田内閣により凍結。建設中の東北・上越さえ工事が5年もストップ。 1980年代に入ると三塚博氏(宮城)が台頭、予算編成のたびに整備新幹線建設を迫る。 ついに三塚は運輸大臣に。一気に着工かと思いきや、次の内閣(首相名忘れた)で三塚はなぜか外され、貧乏神の橋本龍太郎が運輸相に。 再び整備新幹線に急ブレーキがかかった。そんな中、必死に食らいついていたのが九州勢だった・・・・。 792 名前: 客観情勢 投稿日: 04/01/31 15:48 ID:u5LBm8G/ 九州で角栄時代から熱心に取り組んできたのが二階堂進(鹿児島)。 一時は北海道にも好意的だった。 二階堂のあとこの問題を引き継いだのが小里貞利(鹿児島)。 小里はあれよあれよと言う間にスーパー特急での着工を決め、気がついたら北陸勢は九州に追い越されていた。 北陸勢は、五輪による長野着工で油断したのだ。 一方の北海道。このころからあの佐藤孝行が力をつけ、貨物輸送もできる北海道新幹線を主張。 宮沢内閣?の下で総務会長という大役に就いた佐藤は一気に北海道など未着工区間の認可に向け党内の了承を取り付けにかかった。 ところが佐藤があと3日で作業完了というところで政変が起こり、またもや整備新幹線は闇の中へ・・・。 |
11スレに再降臨? 625 名前: 名無し野電車区 投稿日: 04/02/21 12:44 ID:LxZbJl0h いよいよ3月末の新規着工区間決定が迫ってきたわけですが、依然北海道が最も厳しい状況には変わりありません。 一部の報道では長崎が劣勢とも伝えられていますが、九州には何と言っても大物政治家がズラリ。 しかも新幹線会議の直接の当事者の小里氏・久間氏、さらには古賀氏、麻生氏・・・・長崎が蹴られるとは到底思えません。 確かに長崎は必要度が?ですがスーパー特急+フリーゲージという戦法にはそれなりの評価があるといいます。 北陸も森氏が必死に根回し中で、工事認可申請が3線中一番早くしかも7年も前に出されていることと原発のことを2大武器に、 福井県として一歩も引かない構えです。 となると武器や司令官に乏しい北海道が餌食にされる可能性がどうしても高い。 しかも北海道は今や国のお荷物。永田町でも霞ヶ関でも評判は最低最悪とか。 さらに道東の政治家と青森県 まで敵に回してしまっては、もはや四面楚歌状態。 今ごろ言っても遅いけれど佐○氏に任せっきりだったツケが回ってきたような気がします。 町○氏がこれほどまでに政治力がないのを、改めて思い知らされます。 親分の森氏とさえ、新幹線では区間の奪い合いをする始末ですからね。 一体誰が、北海道を責任もって観てくれるのか・・・。絶望感だけが漂います。 極めつけは、道内主要地区は軒並み新幹線反対党の民主党。 これが民意とすれば、やはり北海道新幹線推進派はここの鉄オタの人たちだけのような・・・。 |